えええっせい

えっせいです

ニュー即VIP:ぬるま湯から出ると寒風が身に染みる

 青春の大半を費やしたというと完全にウソにはなるけれど、おそらく20%くらいは消費していたのではないかと思うのがニュー速VIPWikiにはいろいろ書いてはあるとは思うけれど、当事者っていうのはそういうのを見なくとも「ああ、あれもあった、これもあった」と思い出すことが出来るのではないか、という気持ちでこの文章を書く。果たしてそうなるか。

 おそらくVIPに初めてログインしたのが2006年頃だったと思う。その頃私は学生で、ネットにエセ関西弁は蔓延しておらず、オタクは迫害されており、女子高生とオタク文化が交じり合うあう気配は一ミリも感じなかった。SNSというのもほとんどなく、iモードが猛威を振るい、ネット掲示板は匿名が前提、という状況。どれも今では信じられないな。少なくとも女子高生の口語表現がネットスラング由来になるなんて、想像もしていなかった。

 さて、そんな当時のVIPではあるが、その頃は「愛のVIP戦士」というのが名前欄のデフォだった。他の板ではsage進行が前提だったのに、VIPではsageなくていいんだ、と驚いたのを今でも覚えている。sageとageの話はしなくてもいいよね?

 記憶の奔流に飲み込まれそうになっている。箇条書き今思ったことを列挙する。

・ネオ麦茶は伝説と化しており、情報に乏しかった。野菜レイパーも同様

・「VIP終わったな」と、早や2006年頃からささやかれていた

固定ハンドルは特に嫌われていた、というより無視されていた

・VIPヌクモリティは感じなかった。多分それはVIP STARといっしょに忘れてきたのだろう

VIPクオリティとは言いつつも、実感はなかった。ただ、集合知に叩きのめされている感覚はあった(今のネットではそれは感じない。バカが増えたからだ)

・やる夫というのはまだメジャーではなく、ブーン系が猛威を振るっていた

ニコ厨氏ね、で一貫していた

・パートスレはまるで好まれなかった

・末尾ゼロ、つまり携帯電話由来のアクセスはクソガキ扱いされていた。ママに回線代払ってもらっているの、みたいな煽りがあった

・アフィは忌み嫌われていた。とにかく他人の得が許せない人間が揃っていた

・単芝も忌み嫌われていた。多分、煽りに見えるのだろう

嫌儲を覗いていた人間は「かけもっちゃん」として嫌われていた。当時の嫌儲は、今のそれとは違い、かなり平和な文化圏だった。員数も1/1000くらいの人数だったはずだ。ある日突然自分だけの聖域が荒らされているのを見て、しばらくは居座ったけど全然居心地が違ってしまっていて、いたためれなくなって、見るのを辞めたのを覚えている。

 などなど。やっぱり記憶の奔流に飲み込まれているな。でも、「うはwwwwwwwwおkwwwwww把握wwwwww」とかやってたのはマジなんだ。そういう文化があったんだ。kskとか、そういう文化があったんだよ。それだけは分かっていて欲しい。

 そして人が増え、クオリティが下がり(あるいは、私の求めるクオリティが上がってしまい)、勢力はなんJに移り、そして私は2chを見るのをやめて、5chに名前が変わった。その後は知らない。

 ただ一つ言えるとすれば、私は、匿名で、自治がなされていて、クソみたいな奴はスルーされて、それでもうっとうしい奴には半年Romれと言えて、そして金の臭いに敏感で、そういう資本主義的な気質を叩き潰しにいって(いわゆる凸だ)、その実社会に不適合な彼らが本当に好きだった。今では彼らも息をひそめてまとめサイトを見ているのだろうか。あれだけ嫌っていたアフィリエイトを巡回しているのだろうか。私のように。

 だとすると、ほんの少し、さみしい。やっぱり、ヌクモリティはあったのかもしれない。ぬるま湯から出ると、随分と寒風が身に染みる。