えええっせい

えっせいです

鼻セレブ:せかいじゅのしずく

 結婚式の引き出物ほど、部屋を圧迫して困るものはない……と思いきや、ここにきて新たな競合が彗星のごとく出現した。

 そう、自分で買った”ちょっと高級な日用品”だ。

 これは難しい。引き出物は誰かにあげるか、無理して日常に組み込むか、最悪見なかったことにして廃棄するかとかいろいろな選択肢があり、そしてそれを選ぶことが出来る。なぜなら、自分の意思で獲得したものではないからだ。例えるなら、映画の半券で出来るゲーセンのクレーン・ゲーム(最近はそういうチケットがあるんです)の景品。

 この知らんキャラのフィギュア、要らんなあ。でも造形よさそうだなあ。そうだ! 駿河屋に売ろう! はい毎度あり250円でWin-Win! ということ。後腐れが無く、サヨナラばいばい出来る。

 要すれば、「今不必要にこれを持っているのは、私のせいちゃうし」。ということで自己を正当化出来る余裕がある。

 ところがどっこい、自分で買った高級品はそうはいかない。なにせ、悪いのはこの私。牧でも仙道でもなく、敗因はこの私。全責任は私にありんす。捨てた時に生産者の顔が浮かぶかもしれないが、それもこの私。

 まあまあ捨てなくても、大事に使えばいいじゃあないか、という意見もございますでしょう。あると思います。というか、一思いに使えばいいじゃないかと、そういう意見はね、こちらも沢山貰っているんですよ。ありていに言えば、耳タコ。

 そんな直ぐ使えれば苦労しないんじゃ!

 銀行の粗品の数万倍の肌触りを誇る鼻セレブ。いつ使おうか。やっぱり、ピンチが続く花粉症のときに取っておくべきか。いや、風邪気味の時にふんわり味わうように使うべきではないか。ちょっと待て、これは性器を愛撫するタイミングで使うのが望ましいのではないか……はてはて、いったいいつどこで使えばよいのでしょうかね。いや、どこでってのは決まってるんだけど。当方、せかいじゅのしずく、げんきのかたまり、青いクスリ、いずれも決まって余らせるタイプの人間です。

 そんなわけで、あのちょっと大きい図体(箱)の鼻セレブが、一年以上ウチに鎮座ましましている、ということになっています。ワンルームに、余計なティッシュがひと箱。その消費スペースはともかく、こうオーラというか、怨念・圧迫感たるや……。

 

 ちなみに、銀行の粗品ティッシュって、なんであんなにゴワゴワしてるんでしょうね。「ああ、あの銀行はマトモなティッシュも用意できないほど財政難なのだ。預金は早めに引き上げておこう」となる、所謂レピュテーションリスクによほど気を配ったほうが良いと思うのですが、いかがでしょうか。あんなん、鼻無くなるがな。

 量は1/3でいいから、もっとふんわりさせてくれ。量と質はトレード・オフなはず。知らんけど。