えええっせい

えっせいです

文化祭:これがオタクの生きる道

 まさか社会人になって文化祭を経験することになるなんて。それも外資系企業で! 私は残念な気持ちでいっぱいです。

 昔から文化祭が苦手だった。中高一貫校にいたのだけれど、文字通り一貫して文化祭にはロクすっぽ参加しなかった。文芸誌を作って売ったのと、焼きそば屋の跡片付けをしたのと、フルーツポンチを売ったことの記憶はある。

 「なんだ結構楽しんでるじゃん」と思われるかもしれないが、どれもこれも店番をしていた記憶したかない。店番は文化祭の気分ではなく、顧客や同僚とのコミュニケーションも含めて作業・仕事感が出るので、私にも居場所があった。しかし他のフリータイムもなかなか苦しく、私の居場所は将棋部主催のフリー将棋部屋、卓球部のフリー卓球、仲の良い友達がいる生物部の展示くらいしか記憶にない。

 変にこだわって学校にいたのが、今思えば融通が利かなかったな、とも思う。が、人との触れ合いは欲しかったのかもしれない。面倒くさいやつ! 多分「一緒に行こうよ!」という言葉を待っていたのかもしれない。やっぱり面倒くさいやつ!

 要すれば、不特定の人間との、同時多発的な目的を持たないコミュニケイションが極めて苦手なのだ。そしてそれが最も頻発する空間が文化祭だった。きっつー。

 ちなみに、大学になると参加義務がなくなるので、別途部活を(自主的に)やったり、アニメを見たりしていた。喧噪には、ほとんど近づかなかった。出身校の学園祭は世間的にもなかなか有名だが、ほとんど楽しんだ記憶はない。アニメにもなったことがあるほどで、知っている人からすると「もったいない」と思うかもしれないが、嫌なもんは嫌なのだ。

 そう思うと、文化祭どころかお祭り全般が苦手だったのかもしれない。花火とか近所のお祭りとかも、数えるくらいしか行ったことがない。京都の大学に通っていたにも関わらず、行ったことがあるお祭りは二度、それも両方ともバイトというありさまである。もったいないオバケが出るぞ!

 で、閑話休題。なんと社会人になって、上長が「文化祭するぞ!」と叫ぶとは思わなかった。目的は、ざっくりと言うと「部署間の親交を深める」で、オフィスの広めの部屋に文化祭よろしく壁新聞を提示して、その部署が何をやっているかをプレゼンターが語る、という仕組みである。

 あ~~~~無理無理無理無理そういうのホンっト無理なんですよ! なんでそげなことを、今更せなにゃらんのですか!

 しかし私が好む好まざるにも関わらず、無慈悲にも文化祭は実施され、各部署を回遊する義務が生徒、もとい社員には発生した。私以外の皆さんは楽しそうにされていたように思えるが、私は全部署を約10分で回り、残った時間を全て非常階段の踊り場でネットフリックスを見るという、クソオタクよろしくの過ごし方!

 見晴らしも良く、誰も来なかったので最高! これが陰キャ(この言葉大嫌いです)の文化祭だ……なめんなよ!